日本は現在、人口減少と長期的な経済低迷に直面しています。このような状況下で、金融機関（銀行、ローン業者、クレジットカード会社）が新規ビジネスを拡大し、持続可能な成長を実現するためには、従来の与信審査方法に加えて、オールタナティブデータの活用が不可欠です。
オールタナティブデータとは、従来の信用情報に加えて、ソーシャルメディアの活動、購買履歴、モバイルデータなど、さまざまな非伝統的なデータソースを指します。これらのデータを活用することで、より包括的で正確な信用評価が可能となり、従来の信用情報だけでは評価が難しい顧客層にもアプローチできるようになります。
例えば、若年層やフリーランス、外国人労働者など、従来の信用情報が不足している顧客に対しても、オールタナティブデータを活用することで、適切な与信審査を行い、金融サービスを提供することができます。これにより、金融機関は新たな顧客層を開拓し、ビジネスの拡大を図ることができます。
さらに、オールタナティブデータの活用は、金融包摂（ファイナンシャルインクルージョン）の実現にも寄与します。これにより、経済的に困難な状況にある人々にも金融サービスが提供され、社会全体の経済的安定と成長に貢献することが期待されます。
このように、オールタナティブデータを活用した与信審査の拡大は、金融機関の新規ビジネスの拡大だけでなく、社会全体の健全な経済発展にも寄与する重要な取り組みです。
本セミナーではテレビでご活躍中のエコノミスト小池理人 氏や数多くの与信スコアリング経験を有する大場久永 氏、そしてシンガポールよりLexisNexis® Risk Solutions のシニアコンサルタント Shailesh Mali (サイレッシュ・マリ) を招き、オールタナティブデータの基礎概念から与信審査への応用まで幅広くお話しをします。
本イベントの特徴
- オールタナティブデータについての基礎概念が学ぶことができます。
- 与信スコアリングモデルの基礎概念を学ぶことができます。
- オールタナティブデータを活用し、与信審査のビジネス拡大の方法について学ぶことができます。
本イベントの対象者
個人向けに融資やクレジットカードの与信審査を行っている、金融機関や信販会社などの事業会社のリスク責任者、不正責任者、事業開発責任者、データ分析責任者の方(定員70名)＊席に限りがございますので競合他社の方のご参加はご遠慮ください
アジェンダ
| Time | Session |
|---|---|
| 16:00-16:30 | 受付 |
| 16:30-16:35 | オープニング |
| 16:35-16:55 | [オールタナティブデータとは] Sompo インスティチュート・プラス 小池理人 氏 |
| 16:55-17:15 | [与信スコアリングモデル] Deloitte 大場久永 氏 |
| 17:15-17:30 | [オールタナティブデータの規制関連] 金融庁 那須翔 氏 |
| 17:30-18:10 | [オールタナティブデータを活用した与信ビジネス拡大の方法とは] LexisNexis® Risk Solutions Shailesh Mali (サイレッシュ・マリ) 氏 |
| 18:10-18:40 | ファイヤーサイドチャット とQ&A |
| 18:40-19:30 | ネットワーキングタイム（軽食＆お飲み物ご用意） |
開催概要
タイトル：オールタナティブデータを活用した与信ビジネス拡大の方法とは-基礎概念から応用まで-
日時：2025年3月3日 (月) 16:30-19:30 (受付開始 16:00)
参加費：無料
定員：70名（事前登録制）
参加対象：個人向けに融資やクレジットカードの与信審査を行っている、金融機関や信販会社などの事業会社のリスク責任者、不正責任者、事業開発責任者、データ分析責任者の方 (定員70名)
申し込み期限：2025年2月28日 (金) 17:00 ※定員に達した場合上記よりも前に申込フォームをクローズさせていただく場合がございます
主催：LexisNexis® Risk Solutions
会場：〒104-0028 東京都中央区八重洲2-2-1 東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワー11階
注意事項：
- 本セミナーは金融機関や信販会社などの事業会社にお勤めの方を対象としております。
金融機関や信販会社などの事業会社以外にお勤めの方よりお申し込みいただいた場合、ご参加いただけませんので予めご了承ください。 - 本セミナーは対面型での開催です。オンラインでのご受講はできませんのでご注意ください。
スピーカー
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那須翔
金融庁フィンテック参事官室イノベーション推進室課長補佐弁護士・情報処理安全確保支援士TMI総合法律事務所において個人情報保護、AIガバナンス、通信規制、金融規制、サイバーセキュリティ等の法務に従事。現職においては、決済、暗号資産、保険、貸金、AML、金融分野における個人データ・AI利活用など、フィンテックに関する相談対応に従事している。
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小池 理人
エコノミスト、上級研究員SOMPOインスティチュート・プラスりそな銀行、第一生命保険、SOMPOインスティチュート・プラスでファンドマネジャー・エコノミスト業務に従事。マクロ経済全般に関する調査・分析を行い、テレビ・新聞・雑誌等での情報発信をしている。オルタナティブデータを用いたレポート執筆やオルタナティブデータの利用者・販売者・分析者へのアンケートにより実態をまとめたFACTBOOKの作成も行っている。株式会社ナウキャスト 客員エコノミスト。
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大場 久永
シニアマネジャーデロイト トーマツ リスクアドバイザリー合同会社金融機関を主軸として、アナリティクスに関わるアドバイザリー業務に従事。
信用リスク関連業務におけるデータ利活用に関するプロジェクトやスコアリングモデル構築経験を多数有する。
また、不正利用やAMLにおけるAI／データ利活用も専門領域。 -
Shailesh Mali (サイレッシュ・マリ)
Senior Vertical Solutions ConsultantLexisNexis® Risk Solutions信用スコアリング モデルと不正検出システムの強化を目指すグローバルフィンテック企業や銀行などの金融機関に必要不可欠な専門家です。GARP の金融リスク マネージャー (FRM) 認定資格と、プロジェクト管理、デザイン思考、デジタル変革に関する多数の資格を取得済。
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雨宮 吉秀
ビジネスデベロップメント ディレクターLexisNexis® Risk Solutions過去数年間は日本の主要な金融機関や企業において、内部プロセスの定義と効率的で影響力のあるリスクおよびビジネスインテリジェンスソリューションの実装を支援してきました。 LexisNexis® Risk Solutionsに入社する前は、15年以上にわたって複数の海外ベンダーでセキュリティソリューションの市場開発に携わってきました。